今や男子だって脱毛の時代
かつて女性が永久脱毛をするといえば、モデルや女優などの人に見られる特別な仕事をする場合に限られており、一般の女性はせいぜい自分でかみそりで剃ったり、ワックスで抜いたり、あるいは目立たないように脱色するといった方法で対処していたものです。
けれど、今や時代は変わり、脱毛サロンがたくさんできたこともあって、普通の女性も当たり前のようにサロンで脱毛を行うようになりました。
また、医療機関においても脱毛処理を行っているため、より強力に、確実に脱毛したい女性や、最初から永久脱毛を目指す女性はクリニックを選ぶ傾向が強いとも言われています。
ただ、クリニックと脱毛サロンを比較してどちらがより優れていて、どちらが劣るとは言い切れないものがあります。
医療機関ではレーザー脱毛をメインに行いますが、痛みがあるため、痛みに弱い人はサロンを選んだ方がストレスが少なくて済みます。
女性がきれいになるにしたがって、男性もきれいであってほしいと考える女性が増えてきました。
顔はひげもじゃ、体毛はもさもさという男性がたくましいと思われていたのは昔の話で、今は細マッチョでツルスベ肌のメンズがいいと考える女性がほとんどです。
こうなると、メンズたちも何とかしないとモテることができない時代になってきました。
脱毛を決意、でも気になるのは料金
クリニックに行くにしても、サロンを選ぶにしても、どのくらい料金がかかるのだろうと心配になる人は多いでしょう。
女性にとってはおなじみの脱毛も、男性にとっては未知の世界です。
そのため、クリニックに行けば保険が適用になって、安くなるのではないかと考えたとしても無理はありません。
基本的には、クリニックに行ってヒゲ脱毛をしたいと言ったとしても、保険適用で窓口負担3割で済むというわけではないのです。
それというのも、ヒゲ脱毛は見た目を清潔にするという美容目的で行うため、医療の範疇ではないからです。
女性が美容整形を受けるために美容外科クリニックに行けば、施術料金は全て保険適用になるかというとそうではないのと同じで、ヒゲ脱毛もほぼ全額自己負担となると考えておく必要があります。
医療機関なら保険適用になるかと思ったものの、そうではないということであれば、どちらを選んでも料金に大差はないということになります。
毛が生えていることによって、医学的に何か問題がある場合、医療機関であればその部分に関する脱毛だけは保険適用となりますが、単なるヒゲ脱毛に関して言えばほぼ間違いなく適用外となるでしょう。
そのため、普段からほとんど体の毛を抜くということをしたことがない男性にとって、医療機関で受けるレーザー脱毛は思っていたよりも痛いものだと感じる人も多いと言われています。
女性はある程度習慣的に、肌を露出する部分は自分で抜いたりしてきたことから痛みへの耐性ができていますが、メンズにはそれがないことから、痛みに敏感でレーザーはきついと感じる人も多いのが特徴です。
サロンの光脱毛なら痛くない
レーザー脱毛の方が威力があり、サロンよりも施術期間が短くて済むというメリットはあるものの、痛みがつらいと感じてしまうとどうしても足が向きづらくなります。
せっかく高い料金を払ったのに、行くのがつらくてなかなか行けないとしたら、いつまで経っても脱毛を終えることはできません。
その点、脱毛サロンでは光を当てる脱毛方式をメインとしていますので、黒い色に反応し、毛根にダメージを与えることで生えてくるヒゲを細くしたり、毛根に決定的なダメージを与えることができれば、もう生えてこなくできます。
ヒゲ脱毛の場合、顔全体をツルスベにしてしまうというよりは、どちらかというと部分的に取り除きたいとか、量を少なくしたいといった要望が多く、あごや鼻の下などは、完全に生えてこなくなるほどまで完璧でなくていいという人が多いのも特徴です。
そのため、光を当てる優しい脱毛方法で、ヒゲ脱毛を希望する人が多くなっています。
結果的に料金がどうなるかは体質にもよる
医療機関におけるレーザー脱毛の方が威力があることから、早く脱毛を終えることができ、その分、料金も安くて済むと考えるかもしれませんが、脱毛エステに比べると、もともとの料金設定は高めです。
そこへもってきて痛みがつらくて途中でリタイアしてしまったのでは、元も子もありません。
そのため、多少時間はかかっても、光を当てるだけでほとんど痛みを感じることのない光脱毛を選ぶ方が、痛みに弱い人には向いているといえるでしょう。
どちらも結局のところ、医療行為としては認められないことから、安くなるということがないのであれば、できるだけ痛みを感じず、快適に施術してもらった方が長続きし、最終的にはストレスなく無駄だと感じていたヒゲをきれいに脱毛することができると考えられます。
ムダ毛が多い体質の人は必然的に料金も高くなりますので、どちらが結果的に料金面でお得かを判断するのは難しいところですが、痛みがない分、エステの光は続けられるというメリットがあるのはたしかです。