ヒゲを剃っても濃くならないという話は本当?

ヒゲは剃れば剃るほど濃くなるという話がある一方で、剃っても特に濃くならないし気のせいだとも言われることがあります。
気のせいと言われる理由としては、剃った時の断面が平らになり毛が円錐状ではなく円柱状になるので濃く見えることが挙げられるためです。
また、ヒゲを剃り始めるタイミングがヒゲの生え始めの頃、つまりまだ完全にヒゲが生えきっていない頃からなので剃り続ける内に徐々にヒゲが濃くなってきたように錯覚をしてしまいます。
そのため実際はヒゲの量はそれほど多くないのに多くなってしまったように見えたり実感として濃くなったと思ってしまうというのが理屈です。
では気の所為なら剃っても濃くならないという話は本当なのかと言うと、実はあながち気の所為とも言い切れないところがあります。
ヒゲを剃る時にどのような剃り方をしているのか、剃った後に剃った箇所をどうしているのかによってはかえって濃くなってしまうこともあるのです。

ヒゲを剃って濃くなってしまうのはなぜ?

体毛は本来皮膚を保護するためにあるもので、例えば怪我をした箇所の体毛が濃くなったというのはその理屈に沿っているからと言えます。
男性の場合、あまりヒゲが生えない体質でもない限りは毎日必ず一回はヒゲ剃りをするため、口周りに常にダメージを与えているのと同じ状態です。
カミソリや電気シェーバーを使うことでヒゲだけではなく見た目には分からない程度に皮膚も削っているので、体は口周りを怪我をしたと判断してヒゲを生やそうとします。
その結果剃っても剃ってもヒゲが薄くならず、段々と濃くなってしまうという悪循環に陥ってしまいます。
加えてカミソリや電気シェーバーの切れ味が悪いと無理に剃ろうとするので皮膚を傷めやすく、特に電気シェーバーの場合は毛を絡めて引き抜いてしまうため毛根に強い刺激を与えて太い毛を生やしてしまうこともあるのです。
良い状態のカミソリや電気シェーバーを使っていても、シェービングクリームを使わなかったり皮膚が乾いた状態で剃ってしまうとダメージが大きくなってしまいますから、この状況でもヒゲを濃くしやすくなります。
アフターケアも何も行わずにいれば皮膚はダメージを負ったまま回復が遅くなるので更に毛を生やそうとするので余計に濃くしてしまうのです。
道具や剃り方、剃った後のアフターケアが悪いと、見た目の問題ではなく本当に濃くしてしまうので注意しなければなりません。

ヒゲを濃くしないためにはどうすれば良いのか

濃くしないためには、質の良いカミソリや電気シェーバーを使うことがまずは重要です。
カミソリは切れ味が悪くなる前に交換し、長くても一週間使ったら新しいものに交換するように習慣付けましょう。
電気シェーバーの刃も永続的に使えるわけではないので、切れ味が悪いと感じたら交換するか電気シェーバーそのものを買い替えた方が良いと言えます。
ヒゲ剃りのタイミングも皮膚が乾いた状態で行うとダメージが大きくなってしまうので、皮膚が潤って柔らかく解れた状態で行うとダメージを抑えることが可能です。
このためお風呂に入ったタイミングで行うのが一番良いのですが、このタイミングでのヒゲ剃りが厳しい場合はヒゲや皮膚を柔らかくする成分が入っているシェービングクリームやジェルを利用するようにしましょう。
ヒゲ剃り後の肌は軽い炎症を起こしている状態なので、口周りを冷たいタオルで冷やしてあげるとダメージを抑制するのと同時に毛穴を引き締めることができます。
毛穴が引き締まることで太い毛が生えにくくなりますし、冷やした後は化粧水や乳液などで保湿をしてあげるとダメージを負った肌を乾燥から守るので皮膚トラブルを防ぐことが可能です。

きちんとアフターケアまでできない場合は

良い道具を使い、肌に気を遣ってヒゲ剃りを行えば毛を濃くせずに済むのですが、忙しい朝にアフターケアまで時間を費やせないという人はヒゲ脱毛を考えてみると良いです。
男が脱毛なんて、と脱毛をすることに抵抗を持つ人も少なくありませんが、脱毛を行うことによって毎日のヒゲ剃りの時間を短縮できますし、ヒゲの濃さやヒゲ剃りの皮膚トラブルに悩む必要が無くなります。
これから脱毛を考える場合は、まず光脱毛から挑戦をしてみると良いかもしれません。
美容クリニックなどで行われるレーザー脱毛やニードル脱毛は短期間で永久脱毛ができるのでそれが利点と言えるのですが、痛みも効果に応じてかなり強いです。
また皮膚トラブルも起こしやすいため、施術後に真っ赤に腫れ上がって完全に引くまでマスクを人前で取れなかったというケースもあります。
光脱毛の場合は永久脱毛ができるほど出力が高くないので抑毛の意味合いが強く、永久脱毛ができませんが皮膚トラブルや痛みの程度はニードルやレーザーと比較すると柔らかいのが特徴でもあります。
痛みに耐えられなくて光脱毛に切り替えたという人も少なくはないです毎日の煩わしさやヒゲに関する悩みを克服するためにも、一度脱毛を検討してみるのも良いでしょう。